PD患者(37名)とDLB患者(23名)、性、年齢の一致した健常者の末梢白血球中のDRD2遺伝子のプロモーター領域、計7つのCpGサイトのメチル化率を測定した。その結果、PD患者は健常者と比較して、すべてのCpGサイトにおいてDRD2メチル化率が低い傾向にあった。一方、DLB患者は健常者と比較して、6つのCpGサイトにおいてDRD2メチル化率が高い傾向にあった。7つのCpGサイトにおけるDRD2のDNAメチル化率を使用したPDとDLBの判別分析により、感度と特異度はそれぞれ83.8%と90.9%であり、DRD2のメチル化率がPDとDLBの診断のバイオマーカーとなり得ることが示唆された。
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