研究課題/領域番号 |
19K17121
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研究機関 | 久留米大学 |
研究代表者 |
千葉 比呂美 久留米大学, 医学部, 講師 (60648137)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2025-03-31
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キーワード | 怒り / 攻撃性 / complex PTSD |
研究実績の概要 |
複雑性PTSD(ICD-11での正式名称はcomplex Posttraumatic stress disorder)と怒り・攻撃性との関連について研究を進めてきた。 令和5年度は,昨年度までの実績をふまえ,児童期の複雑性PTSD症状についてスクリーニングを行う尺度である思春期の広汎心的外傷スクリーニング尺度 Global Psychotrauma Screen for teenagers (GPS-T)日本語版の作成を計画・実行している。18歳の男女計400人を対象としたオンライン上大規模アンケート調査を行い, 現在, データ収集まで終了している。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
現在までに複雑性PTSD(ICD-11 ではcomplex PTSD)に関する論考について,論文発表や学会発表を行っている。現在,思春期の広汎心的外傷スクリーニング尺度 Global Psychotrauma Screen for teenagers (GPS-T)日本語版の作成に向けて解析と論文作成を行っている。
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今後の研究の推進方策 |
本年度行った大規模アンケート調査の分析結果をもとに研究成果としてまとめ、成人のみならず思春期臨床の分野へもcomplez PTSD及び怒り・攻撃性をはじめとした関連症状への理解を広めるべく、これまでの研究実績と合わせ周知していく活動を行いたい。
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次年度使用額が生じた理由 |
研究実績としては順調に成果を上げている。新型コロナウイルス感染症の影響で国内学会、国際学会共にweb開催となり、旅費支出がながったことで次年度使用額が生じた。研究実績の周知のための活動に引き続き重点を置いて使用する計画である。
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