blood oxygenation level-dependent(BOLD)-MRIを用いた検討において、その方法を確立し、胎児発育不全(FGR)では正常妊婦に比べ胎盤の酸素化が低下しており、胎盤病理での胎盤機能障害を反映していることが示唆された。次に、タダラフィルのFGR治療の機序解明のための研究として、FGR症例で、子宮動脈血流量を2D phase contrast (2D PC)-MRIで評価した。正常妊婦と比較して、FGRでは子宮動脈血流量が少なかった。また、タダラフィルを投与したFGR症例においては、正常妊婦と比較し、子宮動脈血流量が増加していることが分かった。
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