研究実績の概要 |
①3D synthetic MRIの基礎的検討として、得られる定量値を1.5T Philips機にて検討した。T1, T2, プロトン密度は既知の値をもつファントムとよく合致し、また高いrepeatabilityを有していた。健常者脳でのT1, T2, プロトン密度、ミエリン量は、高いrepeatabilityを有していた。結果はMRIにaccept、出版された。これらの結果はSynthetic MR社に報告した。順次協力していく。 ②3D synthetic MRIをcompressed sensingを用いて高速化。ファントム、健常者、患者群において撮像を行った。その定量値や病変の視認性について、現在検討しているところである。 ③画像から得られる定量値の変動、およびその標準化についてレビューを行った。個々の定量値としては、synthetic MRIとdiffusion-weighted MRIに着目した。RadiomicsやAIなど、近年進歩が著しい分野についても言及した。本検討は、Investigative Radiologyにaccept、出版された。 ④Na MRIをUCLAに臨床導入するため、撮像シークエンスの検討を進めている。H/Naを両方受信できるコイルを用い、シークエンスについては、Na MRIを行っている間のdead timeを利用してH MRIのシークエンスを差し挟む検討を進めている。 ⑤結節性硬化症のMRI/FDG PETにおいて、てんかん原性のあるものとないもので病変分布マップを作成し、統計学的検定を行う研究を現在進めている。てんかん原性については、手術後にてんかんが消失したものをもって後方視的にてんかん原性ありとしている。
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