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2021 年度 研究成果報告書

小児重粒子線治療における2次粒子線の曝露による発がんリスクの推定

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17155
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構

研究代表者

松本 真之介  国立研究開発法人量子科学技術研究開発機構, 量子医科学研究所 物理工学部, 主任研究員 (10742744)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード重粒子線治療 / 放射線計測 / モンテカルロシミュレーション / 放射線防護 / 中性子線量
研究成果の概要

小児の放射線治療において、陽子線治療と比較して重粒子線治療がより放射線治療後の放射線誘発性の2次発がんリスクを低減させることができる可能性を示唆したことが本研究の主たる成果である。
特に、放射線による被ばく線量の評価によく用いられるモンテカルロシミュレーションによる臓器に対する被ばく線量の計算結果では、陽子線治療に対して重粒子線治療はがん以外の臓器に対する中性子の被ばく線量を5-16%にまで減少出来る事を示した。

自由記述の分野

医学物理学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現在、小児のがん治療に対して陽子線治療は保険収載されている一方で、陽子線治療以上の良好な治療効果が期待出来るにもかかわらず重粒子線治療は保険収載されていない。この理由の一つとして、陽子線治療では小児における2次粒子線によるリスク評価は実施されているが、炭素線治療では小児における2次粒子線の評価が行われていないことが挙げられる。
本研究の成果によって、小児に対する陽子線治療と比較して重粒子線治療がより患者の2次発がんリスクを低減出来る事が示唆された。

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公開日: 2023-01-30  

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