放射線治療計画において非剛体レジストレーション(DIR)を用いた線量分布の変形・積算線量評価の臨床応用を促進するため、患者個別の精度検証と評価方法、及びその評価基準を確立することを目的として、肺、肝臓、膵臓、頭頸部、前立腺癌に対して対象部位、臓器毎に分けてDIRにより算出される変形ベクトル場の幾何学的不確かさが線量分布の変形と積算線量算出に及ぼす影響を解析した。また、積算線量分布および線量体積ヒストグラムの評価において不確実性を加味した結果を可視化するプログラムを開発することで臨床現場での評価を容易にした。
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