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2020 年度 研究成果報告書

患者個別がん幹細胞を得る免疫ヒト化・異種移植マウスモデルを用いた放射線応答の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17169
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関神戸大学

研究代表者

モハメド モハメド  神戸大学, 医学研究科, 外国人研究員 (00833378)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードPDXマウス / 放射線増感 / がん
研究成果の概要

放射線治療の効果を予測するシステムは確立していない。我々は患者由来のがん組織をマウスで増殖させるPatient-Derived Xenograftモデル(PDXモデル)を作製に取り組んできた。このPDX腫瘍モデルは、患者由来の新鮮な腫瘍組織を用いているため、従来のがん細胞株をヌードマウスに移植した動物モデルでとは全く異なる特徴を持ち、より実臨床に近い重要な情報を検討できる。乳がんや大腸がん等の様々ながん種の患者のがん組織を超免疫不全マウス(NOD/SID/IL2rgKOマウス:NSG)に直接移植し、放射線治療の効果を判定することを試みた。

自由記述の分野

放射線腫瘍学

研究成果の学術的意義や社会的意義

放射線治療の効果を治療前に予測することが可能になれば、がん治療の治療選択にも役立ち、より低侵襲な治療を提供することが可能である。しかしながら現況では、組織型や文化度など、僅かな判断基準があるだけで実際には効果予測は難しい。近年登場したPDXマウスモデルは患者の組織を直接NSGマウスモデルを用いて直接再現できるため、新たな診断ツールになりえると思われる。我々は乳がんや大腸がんではそのモデルの作成に成功し、放射線効果を判定することを試みた。今後さらに多種類のがん組織を用いて、本システムが実用可能かを判定していく。

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公開日: 2022-01-27  

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