DSAは,脳血管疾患の画像化のためのゴールドスタンダードであるが外因性造影剤の副作用および放射線による被ばくの問題もある.一方、4D-S-PACKが臨床応用可能であれば,脳血管疾患患者の血管構造,血行動態および病変の支配血管等,術前の補助的情報が非侵襲的に取得可能である。 本研究では4D-S-PACKに圧縮センシングおよび画像補間アルゴリズムを併用することで画質やtime intensity curveを担保したまま時間分解能を向上し(7 phase/secから30 phase/sec)、 最大36%撮像時間の短縮が可能であった。将来、4D-DSAに取って代わる検査方になりうる可能性が示唆された。
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