研究課題
若手研究
陽電子(ポジトロン)を放出する放射線源(Na-22, 半減期2.6年)とエポキシ系樹脂を混ぜあわせて独自の形状に密封したPET(positron emission tomography)装置用ファントムを開発した。開発したファントムの放射能均一性と耐久性に問題がないことを確認したうえで、小動物用PET装置、乳房用PET試作機、頭部用PET試作機などの複数のPET装置の評価検証に応用し、その有用性を報告した。
核医学技術
液体状の放射線源を手動で封入する(従来方法)必要がなくなり、いつでもどこでも誰でも同じようにPET装置の品質管理・品質保証(QA/QC)ができるようになった。PET用放射線検出器の評価検証にも応用でき、次世代核医学イメージング装置の研究開発を加速することができた。