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2021 年度 研究成果報告書

TLR4を標的とした18F標識DNAアプタマーによる神経炎症イメージング

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17187
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関岐阜医療科学大学 (2020-2021)
国立研究開発法人国立長寿医療研究センター (2019)

研究代表者

小縣 綾  岐阜医療科学大学, 薬学部, 助教 (10805857)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードPET / TLR4 / 短寿命放射性核種
研究成果の概要

本研究の目的は、様々な神経変性疾患における神経炎症に関わる因子として、TLR4を低侵襲的に可視化するPETイメージングリガンドを開発することである。本研究では、TLR4を標的としたDNAアプタマーの脳移行性、ヌクレアーゼ耐性を蛍光標識体を用いて評価したところ、優れた脳移行性及びヌクレアーゼ耐性を有していることが示された。並行して、PET撮像を実施するラットの脳切片を免疫染色することで、TLR4がミクログリアやアストロサイトだけでなく、神経細胞にも発現していることが示唆された。また、18F及び11C標識体の前駆体合成が完了したため、今後標識化を実施する予定である。

自由記述の分野

放射線科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究では、様々な神経変性疾患における神経炎症に関わる因子として、TLR4を低侵襲的に可視化するPETイメージングリガンドを開発研究を実施した。TLR4は脳内では主にグリア細胞膜表面に発現し、LPSなどが結合することで活性化・炎症性サイトカインを産生し、炎症反応を惹起する。アルツハイマー病患者の脳内においてもTLR4の発現量は増えている。TLR4を標的とするPETリガンドを開発し、TLR4の脳内密度や分布などの情報が得られるバイオマーカーとなりえれば、神経変性疾患における治療法の開発に役立つことが期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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