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2020 年度 実施状況報告書

更なる低侵襲化の為の乳癌センチネルリンパ節転移CT判定法とリンパ解剖の解明

研究課題

研究課題/領域番号 19K17190
研究機関弘前大学

研究代表者

藤田 環  弘前大学, 医学部附属病院, 医員 (80791722)

研究期間 (年度) 2020-02-01 – 2023-03-31
キーワード乳癌 / センチネルリンパ節 / CTリンフォグラフィー
研究実績の概要

我々は以前、当施設で施行された全464件の乳腺センチネルリンパ節(以下SLN)のCTリンフォグラフィー(以下CT-LG) 画像を用いて、SLN・リンパ管の解剖学的分類を4種類施行し、論文で報告している(Fujita T et al. Anatomical classification of breastsentinel lymph nodes using computed tomography-lymphography. Anat Sci Int. 2018;93:487-494)。この研究では464件中30件(6.5%)が描出不良のために対象から除外されたが、その原因を明らかにするために本年度は前胸部・腋窩の外傷・手術の既往の有無、術前化学療法の有無、乳腺腫瘍のサイズ・局在・組織型、SLN転移の有無についてのデータを収集した。しかし、データ収集にあたり、電子カルテだけではなく紙媒体のものも含まれていたため、正確なデータを収集するために難渋、時間を要した。データが集まったため、次年度ではSLN描出の良・不良と関連性があるかについて検討を行っていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

被験者のデータ収集にあたり、電子カルテだけではなく紙媒体のものも含まれていたため、正確なデータを収集するために難渋、時間を要した。

今後の研究の推進方策

全464件の乳腺SLNのCT-LG画像のうち、描出不良であった30件(6.5%)についてその原因を明らかにするため、本年度で収集したデータ(前胸部・腋窩の外傷・手術の既往の有無、術前化学療法の有無、乳腺腫瘍のサイズ・局在・組織型、SLN転移の有無)を用いて、次年度ではSLN描出の良・不良と関連性があるかについて検討を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

研究に遅延が生じ、新型コロナウイルス感染症蔓延によって本来予定していた学会参加における移動費・宿泊費等は今年度使用されなかったために次年度使用額が生じた。次年度はデータ解析を行う予定であるが、膨大な量のデータを扱うために複数の人員によるリサーチが必要である。相応の謝金が必要と考えられ、助成金を使用する予定である。また、最新の知見を得るための学会参加が不可欠であり、リンパ解剖関係図書の購入も必要であるため、これらについても助成金を使用する予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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