鎮痛鎮静下にウサギ①②の腸管虚血モデルを作成した。ウサギ①は、蛍光色素であるインドシアニングリーン(ICG)を25mg(10mlの注射用水で溶解してさらに5倍に希釈したもの)を静注し、もう1羽のウサギ②はICG 25mg (10mlの注射用水で溶解してさらに100倍に希釈したもの)を動注した。蛍光カメラを用いて虚血腸管の観察をおこなった。どちらも腸管血流は評価可能であったが、ICGの性質上、蛍光カメラでの描出には十分な希釈が必要であり、より希釈された状態で腸管に到達する静注投与が望ましいと思われた。動物愛護の観点からこれ以上の実験を継続する意義は乏しいと判断し、ウサギ2匹の実験で終了とした。
|