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2023 年度 実施状況報告書

脳循環代謝予備能の重症度評価における新規SPECT検査法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K17201
研究機関香川大学

研究代表者

三田村 克哉  香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (20715081)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード脳循環代謝 / 重症度評価 / PET検査 / SPECT検査
研究実績の概要

脳虚血の治療適応の判断には脳循環代謝予備能の評価(重症度評価)が重要である。今回酸素標識ガスPET検査において自施設で新たに開発した血流到達時間画像の有用性を検討した。脳虚血が疑われ酸素標識ガスPET検査を施行した患者39例を対象とし、血流到達時間画像と酸素摂取率画像の左右差を視覚的に比較した。
酸素摂取率の増加および血流到達時間の遅延が見られない症例は28例、8例で酸素摂取率の増加と血流到達時間の遅延が見られた。3例で所見に乖離がありいずれも血流到達時間の遅延のみが見られた。大部分の症例で血流到達時間画像と酸素摂取率画像との関連が見られ、血流到達時間画像の有用性が示唆された。しかし、さらに症例を増やして検討の必要があると思われた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

2: おおむね順調に進展している

理由

脳循環代謝障害患者に対し、酸素標識ガスによるPET検査と脳血流SPECT検査が実施できている。また、PET検査では血流到達時間画像の作成とその有用性の検討を行った。PET検査と脳血流SPECT検査の比較検討を少数例ではあるが行っている。

今後の研究の推進方策

今年度は脳循環代謝障害患者に対し、酸素標識ガスによる通常のPET検査と血流到達時間画像の作成を行い、両者の比較検討を行った。今後も症例を追加し、今年度得られた結果をもとにして、さらなるプログラム改良を試みる予定である。また、脳血流SPECT検査も実施予定である。

次年度使用額が生じた理由

論文投稿費用に使用する予定であったが、論文投稿のための準備が遅れたため年度内完了が困難となった。使用計画として、投稿準備が整い次第使用する。

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2023

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 脳循環代謝予備能の評価における新規CBF PET解析法の有用性について2023

    • 著者名/発表者名
      村尾光優、三田村克哉、ほか
    • 学会等名
      日本核医学会総会

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公開日: 2024-12-25  

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