研究課題/領域番号 |
19K17210
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研究機関 | 東京歯科大学 |
研究代表者 |
齋藤 寛一 東京歯科大学, 歯学部, 助教 (90732420)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2023-03-31
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キーワード | マイクロバイオーム / 重粒子線治療 / 口腔粘膜炎 / 頭頸部癌 / 支持療法 |
研究実績の概要 |
今回、本研究の全体構想では過去に放射線外部治療において諸家らが報告してきた手技や結果を参考に、重粒子線治療中の粘膜炎の発症過程と 口腔細菌叢の変化の関連性を明らかにし、効果的な口腔粘膜炎に対する予防および治療戦略の実現化の基盤形成を行うことが目的である。 重粒子線治療の対象となる頭頸部悪性腫瘍患者、照射範囲に口腔が含まれる患者、本調査に同意が得られるものを対象とした。上記患者に対し、重粒子線照射前、照射期間中に週に1回、照射終了後、退院前に検体を採取した。(total 64.0Gy(REB)もしくは57.6Gy(REB)照射し、治療期間は約1ヶ月半~2ヶ月)同時に口腔内の清掃状況、粘膜炎のGrad e(CTCAE ver3.0)や患者のQOLや摂食状況を記録し、採取した検体のDNA抽出を行い、ライブラリ調整、シークエンシング、バイオインフォマティクスデータ解析、得られたデータと有害事象(粘膜炎の重症度等)と比較した。 検体数は、8症例を採取した。2019年8月以降、上記8症例についてバイオインフォマティックデータ解析を行い、概要を2019年10月に行われた東京歯科大学学会において発表し、第1報として、研究成果を論文としてまとめ、投稿中である。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
2: おおむね順調に進展している
理由
当初の予定通りに計画は進んでいる。 今後、さらに検体を増やし、成果を発表していく。
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今後の研究の推進方策 |
検体採取から分析まで概ね順調に進んでおり、今後は、海外学会を含め研究成果を発表し、論文化を進めていく。
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次年度使用額が生じた理由 |
対象により得られた検体をDNA抽出、ライブラリ調整、シークエンシング、バイオインフォマティクスデータ解析を行い、その研究成果の学会発表および論文の作成のため、助成金が必要である。
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