正常筋では筋線維化(RIF)モデルの作出実験を実施。75Gy/3FrのX線を2系統のマウス右後肢に照射し、マッソントリクローム染色によりC3H/Heは12週後、C57BL/6は8週後に下腿筋のRIFを確認した。ウェスタンブロット法によるフィブロネクチンおよびTGFβの発現解析では、C57BL/6においてより早期から発現が増加した。 正常脛骨において、ホウ素薬剤BPAは成長板、海綿骨、骨髄および骨膜・骨内膜に局在し、BPA投与120分後までその濃度を維持した。また、X線照射およびBNCT施行12週後の骨強度低下を生物学的エンドポイントとした際の、X線等価線量への換算係数CBE値を2.34と求めた。
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