小動物用高磁場MRIと新規MRイメージング技術を用いて、新生児低酸素性虚血性脳症(Hypoxic Ischemic Encephalopathy: HIE)モデル動物の病態を評価した。研究成果より、CESTイメージングやNODDIといった先進的MRI技術を用いることで、早期HIEにおける代謝状態の可視化や重症度判定が可能であることが示唆された。今年度は低酸素虚血負荷が健側及び患側の脳に与える影響について解析を行った。また、化学交換飽和イメージングまたは拡散MRIを他病変(腫瘍モデル)へ応用した。 研究成果により新規MRイメージング技術と疾患モデル動物を用いた検討が今後の診断及び治療の開発に寄与すると期待される。
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