モンテカルロシミュレーションを用いて、BNCT反応の測定を模擬したところ、480 keVの即発γ線を測定することができた。またこのデータを用いてイメージングを行ったところ、ホウ素の位置を特定できることが確認できた。AmBe線源を用いて、熱中性子場を作成し、そこにホウ素とコンプトンカメラを設置することで測定実験を行った。設計に際してはモンテカルロシミュレーションを用いて最適化を行った。 しかし、ホウ素が無い状態でもBNCT反応による480 keVγ線が測定された。調査の結果、コンプトンカメラの断熱材にホウ素が含まれていることが判明した。そこで、ホウ素を含まない材料で断熱材を作成し、換装した。
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