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2019 年度 実施状況報告書

還元型CoQ10を用いた中枢神経細胞損傷の防護を目指した新規放射線療法の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K17267
研究機関神戸大学

研究代表者

清水 康之  神戸大学, 医学部附属病院, 特命技術員 (80824234)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード放射線治療 / 放射線防護 / 還元型CoQ10 / 質量分析 / 脳
研究実績の概要

難治性の悪性腫瘍の一つである悪性神経膠腫の治療成績の改善は急務である。手術による完全な切除が困難な場合は、放射線治療を組み合わせることでにより根治性や長期の生存への期待がさらに高まる。一方で放射線の正常組織への有害反応によりQOLの低下や、時として十分な線量が処方できないことがある。そのため腫瘍への放射線の治療効果を落とさずに、正常組織のみを防護する方法の開発が求められている。
本研究においては当研究室で腸管に対する放射線防護効果が確認された還元型CoQ10が中枢神経においても放射線防護効果を発揮できるか否かを検証する事が目的である。
本年度においては脳における還元型CoQ10の分布解析について中心的確認を行った。還元型CoQ10を投与し、マウスに照射した後に、脳を摘出して凍結させ、IMS、CoQ10の挙動を検討した。
照射群とコントロール群では、還元型CoQ10の局在に差はなく、いずれも脳幹を中心とした部位に局在が確認できた。また相対的な量においては、還元型CoQ10は照射群において1.4倍増加していた。一方でマウスにおいてCoQ10の代わりに生合成される還元型CoQ9の濃度は放射線照射または還元型CoQ10の投与によっていずれにおいても濃度が上昇した。細胞が放射線より防護されるにいたった可能性が示唆された。
現在、CoQ10による正常脳の放射線に対する防護効果や、腫瘍に対して放射線治療効果が減衰しないかの検討の実験はは現在進行中である。

現在までの達成度
現在までの達成度

3: やや遅れている

理由

還元型CoQ10の分布解析については順調に進捗している。
一方で正常脳に対する還元型CoQ10の防護反応の評価法について、詳細な染色方法などの検討のため若干の遅延が生じている。腫瘍細胞などについても同様の解析方法を用いるため現在実験条件を検討中である。

今後の研究の推進方策

組織の解析方法の検討が現在の課題であり、透明化試薬を持ちいた3次元的な解析は困難な可能性があり脳の局在的な評価においては複数断面での解析に移行する可能性があり、その方向転換も視野に入れて研究を進めていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

実験が遅延しているため、それに伴い物品の消耗品の使用量が減ったため

  • 研究成果

    (1件)

すべて 2019

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] コエンザイムQ10摂取マウスの放射線防護の可能性2019

    • 著者名/発表者名
      清水康之 犬伏祥子 平修 佐々木良平
    • 学会等名
      第67回質量分析総合討論会

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公開日: 2021-01-27  

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