ウサギを用いて、血管内治療手技により左浅大腿動脈を金属コイルを用いてウサギの虚血肢モデルを作成した。経皮的炭酸ガス吸収療法群(n=5)とコントロール群(n=5)を比較検討した。経皮的炭酸ガス吸収療法は、2日に1回、合計7回行なった。コントロール群では同様の手技を空気を用いて行った。虚血肢作成手術から2週間後に、レーザー血流計を用いて血流評価を行い、ウサギを安楽死させた。両側の下腿の筋肉を摘出し、病理学的検討(HE染色、免疫染色)を行った。 結果: 10例中9例で虚血肢モデルの作成に成功した。血流評価、組織学的評価において、両群で統計学的に有意な差は見られなかった。
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