• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

生体内の脂質ラジカルを非侵襲計測する核医学分子プローブの開発

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K17283
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52040:放射線科学関連
研究機関神戸薬科大学

研究代表者

山崎 俊栄  神戸薬科大学, 薬学部, 助教 (60636710)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード脂質 / ラジカル / 放射性同位元素 / プローブ
研究成果の概要

脂質ラジカルは、脂質過酸化によって生成する反応性の高い化学種であり、脂質などを連鎖的に酸化し本来の機能を喪失させることから、動脈硬化やがんなど様々な疾患に関与すると考えられている。これまで、細胞や組織で生じた脂質ラジカルを蛍光で捉えるプローブは開発されていたが、生体レベルで非侵襲的にそれを捉えるプローブはなかった。本研究では、高感度に画像化が可能な核医学イメージングに着目し、生体内で生じた脂質ラジカルを捉える薬剤を開発することに成功した。生物個体の中で生成する脂質ラジカルの時空間的情報を得ることで、酸化ストレス疾患における脂質過酸化の寄与や機能の解明につながるものと期待される。

自由記述の分野

放射化学

研究成果の学術的意義や社会的意義

過酸化脂質は脂質代謝異常症やがんなど種々の疾患で増加していることが報告されており、生体内の過酸化脂質を測定することは健康状態の把握に有用である。本研究で開発された手法により、どのような場所で過酸化脂質が産生しているかを判別でき、過酸化脂質関連疾患の鑑別を可能とする診断法の開発に貢献できるものと期待している。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi