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2022 年度 研究成果報告書

患者アンケート調査と大規模二次医療データを用いた難治性摂食障害の予測モデル作成

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17289
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分52050:胎児医学および小児成育学関連
研究機関東京大学

研究代表者

道端 伸明  東京大学, 大学院医学系研究科(医学部), 特任助教 (00415598)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード摂食障害 / 神経性食思不振症 / 思春期やせ症 / 親子関係
研究成果の概要

摂食障害患者の親子関係と体重回復の関連は不明である。時間依存性の交絡因子の影響を考慮し、この関係を明らかにすることを目的とした。
方法は、2014ー2016年厚生労働省補助金で収集された多施設コホート研究データを用い摂食障害により体重が減少した10代を特定し1年以内に体重が回復をアウトカムとした。親子関係と体重回復の関係は時間依存の交絡を考慮した限界構造化モデルで分析した。
合計129名(女性93%)年齢中央値は13.1歳の対象者を同定した。多変量限界構造化モデルの結果、良好な親子関係と体重の回復については統計的に有意な差はなかったが、良好な親子関係は体重の回復を促進する傾向があることがわかった。

自由記述の分野

小児科(思春期)

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は摂食障害の10代の若者における親子関係と体重回復の間の関係を調査しました。親子関係が良好であるほど、体重が回復する可能性があることがわかりました。しかし、結果は統計的には有意ではなく、更なる研究が必要です。この研究は、摂食障害の治療において家族のサポートが、病気の治療において重要な役割を果たす可能性を示しました。しかし、この研究結果はあくまで傾向を示しているもので、全ての場合に当てはまるわけではありません。本研究の結果は、摂食障害の治療法の改善につながる可能性があります。

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公開日: 2024-01-30  

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