次世代シーケンサーを用いた網羅的解析により、LAMB2異常症を8例診断した。またLAMB2異常症6例について遺伝子表現型関連を報告した。ここでは、ミスセンス変異と思われたが、スプライシング異常に伴うtruncating変異であったため重症であった例、またスプライシング異常による重症例と考えられたが、正常と異常のスプライシングを産生するため軽症であった例など、スプライシング解析により重症度機序を説明しえた。しかしLAMB2蛋白の機能に重要なLNドメイン内のミスセンス変異では、スプライシング異常を来さないにも関わらず、重症な表現型を示しており、スプライシング異常以外の重症化機序の存在が示唆された。
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