研究課題
新生児壊死性腸炎に対するアドレノメデュリンの効果を検討するため新生児壊死性腸炎ラットモデルの作成の確立を推進している。2020年度はcovid-19のパンデミックにより計画していた実験研究の進行が不可能となってしまった。新生仔ラットの保育環境の確保・整備および実験設備の整備を現在行っている。安定した新生児壊死性腸炎ラットモデルの作成・確立が終了した時点でアドレノメデュリンの投与開始を検討している。適正なアドレノメデュリンの投与量および投与方法は現在検討を加えている。先行研究によりアドレノメデュリンの効果が期待できる投与量は10ng/kgと考えられるが、効果がない場合や効果が認められる場合は、投与量が異なる群との比較により用量依存性の効果を認めるか検討する予定である。現在の研究機関での新生児壊死性腸炎モデルが確立したら、コントロール群とアドレノメデュリン投与群の検討を行い、腸管組織のHE染色による組織障害を検討する予定としている。covid-19のパンデミックにより研究の進行状況に遅れが生じたが、本格的な実験の開始後は研究・評価はスムーズに進行する予定である。
4: 遅れている
COVID-19の感染拡大により学術活動の自粛があり、計画していた研究の進行は変更を余儀なくされた。感染拡大の中でも研究が可能となってきた状況があり、現状で可能な研究を進行する予定である。
COVID19感染拡大の状況下で可能な研究を進行する。壊死性腸炎ラットモデルを作成し、組織評価にて安定した動物モデルを構築する。安定した壊死性腸炎モデルが作成されたらアドレノメデュリンの投与を行い、その効果をまずはHE染色にて評価を開始する。
COVID-19感染拡大により当初計画していた実験計画に遅延が生じた。
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