当研究では、次世代シークエンサーなどの先進的な手法で新規てんかん遺伝子を探索することを目的とした。期間中にてんかんなど神経疾患を中心とする症例76例の次世代シークエンス解析を担当した。このうち、26例に既報の責任遺伝子に変異を同定し、2例に病原性を有すると考えられるcopy number variationを同定した。過去に報告のなかった遺伝子にde novoのミスセンス変異を有する症例について、新規責任遺伝子の可能性を考えて国際的なデータベースに登録し、他施設の症例とあわせて報告の準備を行っている。
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