本研究は先天性の腎尿路奇形を早期発見することを目的とした研究である。具体的には新生児の腎機能低下を発見することで、腎尿路奇形の発見を検討した。すでに先行研究として、液体クロマトグラフィーを用いて新生児のろ紙血クレアチニン値が測定できることや手法の安定性、そのカットオフ値になるものを論文化している。今回は実運用に耐えうる検体数を測定し、感度特異度を検証するために計画した。 本研究は大量の検体を必要とするために、行政機関の内諾を取りながら進めていた。しかし測定の段階になって、研究に同意いただけないとのこととなった。他都道府県へも依頼したが実行に至らず、当初の研究計画通りに遂行することができなかった。
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