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2020 年度 研究成果報告書

Helicobacter pylori未感染胃癌における腫瘍発生機構の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17412
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関順天堂大学

研究代表者

赤澤 陽一  順天堂大学, 医学部, 助教 (80822006)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード胃癌 / 次世代シーケンサー / 胃底腺型胃癌 / ヘリコバクターピロリ / ピロリ未感染胃癌
研究成果の概要

ピロリ菌が胃癌の原因のほとんどを占めることは明白であるものの、ピロリ菌が感染していないにも関わらず発癌する胃癌(未感染胃癌)については未だ不明な点が多く十分に検討されていないのが現状です。本研究では、未感染胃癌に対して次世代シーケンサーを用いた網羅的解析を行い、その特徴的な遺伝子変異を同定しました。その結果、GNAS遺伝子とAPC遺伝子の変異が、通常の胃癌と比較して高頻度であることが判明しました。また、未感染胃癌の中でも①胃底腺型胃癌 ②分化型胃癌 ③未分化型胃癌の3種類があることが知られていますが、GNAS変異は胃底腺型胃癌、APC変異は分化型胃癌に特徴的であることが判明しました。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究の結果からピロリ未感染胃癌は1.胃底腺型胃癌、2.分化型胃癌、3.未分化型胃癌の3つに大別され、それぞれが特徴的な性質や遺伝子変異を持つことが明らかとなりました。今後はそれぞれの癌に対する治療薬の開発のため、本研究で判明した遺伝子変異の結果に基づいて、細胞株を用いた研究やマウスを用いた実験による発癌機序の検証などを予定しております。

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公開日: 2022-01-27  

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