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2021 年度 研究成果報告書

膵液中エクソソームによる膵癌進展機序の解明と新規診断法の開発

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17420
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関東北大学

研究代表者

滝川 哲也  東北大学, 大学病院, 助教 (70836882)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード膵癌 / バイオマーカー / エクソソーム / lncRNA
研究成果の概要

膵癌患者と良性疾患患者の血清からエクソソームを単離しRNAを抽出した。次に両患者間のエクソソーム中の遺伝子プロファイルの相違を次世代シークエンサーを用いて解析した。本研究では、近年様々ながん腫の発生や進展に関与していると注目されているlong non-coding RNA(lncRNA)に対象を絞って検討を行い、膵癌患者で顕著に上昇するlncRNAを12種類、低下するincRNA16種類をバイオマーカーの候補として同定した。今後は候補lcnRNAについて、どの組み合わせが診断に最も有用か、早期の膵癌診断にも応用できるか、といった検討を追加していく予定である。

自由記述の分野

膵癌

研究成果の学術的意義や社会的意義

膵癌はわが国の部位別癌死亡数の第4位を占め、高齢化の進行に伴い今後さらなる患者数の増加が予想される。膵癌は外科的切除が唯一の根治療法であるが、画像診断技術が進歩した現在においても早期診断が困難であり、新しいバイオマーカーの開発が期待されている。
本研究では、血清エクソソーム中のlong non-coding RNが新しいバイオマーカーの候補となり得ることを示した。血液検体採取は比較的簡便で侵襲も少ないため、検診における膵癌スクリーニングなどへの応用も期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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