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2022 年度 研究成果報告書

TLR9シグナルを介した感染後過敏性腸症候群の病態解析と治療応用

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17461
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53010:消化器内科学関連
研究機関島根大学

研究代表者

古谷 聡史  島根大学, 医学部, 助教 (60839067)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード感染後過敏性腸症候群
研究成果の概要

野生型(WT)マウスとToll-like recepter9(TLR9)KOマウスに、C.rodentiumを経口投与し、感染性腸炎を発症させた後の6週間後にバロスタット法による腸管知覚測定を行ったところ、TLR9KOマウスにおいてのみ顕著な知覚過敏を生じていることが判明した。
さらに、そのメカニズムの検討としてマイクロアレイ解析を行った結果、TLR9KOマウスにおいて、強い疼痛を誘導するブラジキニンB2受容体が高発現していることを突き止めた。
今後ブラジキニンB2受容体をターゲットとしたPI-IBSの新たな治療戦略を検討している。

自由記述の分野

消化器内科

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究から、Toll-like recepter9欠損状態に感染性腸炎を生じることが過敏性腸症候群の発症の一因であること、腸管知覚過敏の原因としてブラジキニンB2受容体の関与が示唆された。そのため今後ブラジキニンB2受容体をターゲットとした新規の治療法の開発が期待できると考える。

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公開日: 2024-01-30  

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