研究課題
若手研究
計画通りに肝臓癌モデル作成やフェカリバクテリウムの投与ができており、仮説に見合った研究結果が得られているため、2020年度、肝腫瘍内の背景肝や大腸上皮の遺伝子、蛋白、免疫細胞の解析を行い、フェカリバクテリウムによる制御性T細胞の増加が腸管透過性に寄与していることを発見した。また、腸管透過性を介して肝腫瘍の増大が起きているかどうかDSS腸炎モデルを用いて、裏とり実験を行い、DSS処理下では、肝腫瘍が増大しており、腸管透過性の亢進が肝腫瘍増大に寄与していると考えられた。
非アルコール性脂肪肝疾患
フェカリバクテリウムが、非B非C肝がん発癌の予防をできる可能性があり、腸内細菌を用いた治療開発が望まれる。