今後の研究の推進方策 |
当センターで外科手術を当センターで外科的治療を受けた膵臓がん患者(80症例)の組織検体において、65例からKRAS遺伝子変異を検出した。今後、対応する膵臓がん患者の保存血清(当センターバイオバンク)を用いてdigital PCR のctDNAの検出感度を測定する。PI polyamide-biotin濃縮前に、QX200 droplet digital PCR system (Bio-Rad Laboratories, Hercules, CA, USA)を用いて、KRAS変異遺伝子の測定を行う。次に、PI polyamide-biotinを用いたctDNAの濃縮後に、同様のdigital PCR systemを用いてKRAS変異遺伝子の測定を行い、濃縮によるctDNA検出感度の上乗せ効果を検証する。
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