高解像度遅延造影ＭＲＩによる左房線維化評価：心房細動、心不全における臨床的意義

2019 年度 実施状況報告書

• 研究課題/領域番号: 19K17534
• 研究機関: 横浜市立大学
• 研究代表者: 加藤 真吾 横浜市立大学, 医学研究科, 客員研究員 (90812511)
• 研究期間 (年度): 2019-04-01 – 2022-03-31
• キーワード: 心房細動 / 心臓MRI / アブレーション / 左房線維化 / 心不全

研究実績の概要

・2019年年度、後半はCOVID-19の影響もあり、データ収集のペースが大きく落ち込んでしまった。
・心房細動患者95名の左房遅延造影のデータ収集を完了した。目標であった70名を上回る症例集積を達成できた。
一方、心不全患者に関しては30名のデータ収集にとどまった。心不全の患者に関しては目標140症例を下回っており、今後データ収集のペースを上げていく必要がある。
・心房細動患者における演題を日本循環器学会学術集会に提出し、受理された.2020年8月に開催予定の日本循環器学会で発表予定である（演題名：Hyperenhancement of Left Atrial Wall Detected by 3D-High Resolution Late Gadolinium Enhanced Magnetic Resonance Imaging in Patients with Atrial Fibrillation）。

現在までの達成度 (区分)

3: やや遅れている

理由

・2019年年度、後半はCOVID-19の影響もあり、データ収集のペースが大きく落ち込んでしまった。

今後の研究の推進方策

・心房細動の患者については症例集積が順調なので、現状維持を目指す。
・心不全患者においては、COVID-19の影響で、症例集積が遅れている。今後、集積のペースを上げていく予定である。

次年度使用額が生じた理由

概ね予定通りの使用ができた。
次年度使用額は物品費として使用予定である。

研究成果

• [学会発表] Hyperenhancement of Left Atrial Wall Detected by 3D-High Resolution Late Gadolinium Enhanced Magnetic Resonance Imaging in Patients with Atrial Fibrillation (2020)
  • 著者名/発表者名: Minako Kagimoto, MD, Shingo Kato, MD, PhD, Sho Kodama, MD, Keigo Hayakawa, MD, Mai Azuma, MD, Kohei Iguchi, MD, Masahiro Fukuoka, MD, PhD, Kazuki Fukui, MD, PhD, Tae Iwasawa, MD, PhD, Daisuke Utsunomiya, MD, PhD, Masami Kosuge, MD, PhD, Kazuo Kimura, MD, PhD, Kouichi Tamura, MD, PhD
  • 学会等名: 第84回 日本循環器学会学術集会