心房細動患者230名、心不全患者289名を登録した。高解像度左房LGEにおける高信号域(左房全体の信号値の1SDより高いvoxelの体積)、すなわち左房線維化を示唆する領域は再発群が非再発群と比較して有意に高かった(12.9±4.6cc vs. 7.5±2.7cc, p<0.001)。また、再発予測に関するROC解析では、高解像度左房LGEの高信号はROC曲線下面積=0.77(95%CI=0.63-0.90)でアブレーション後の再発を予測可能であった。心不全患者においても、高解像度左房LGEの高信号域は左室拡張機能障害の指標である左房容積係数およびE/e'と相関した。
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