研究課題
本研究の目的は、近年開発された心臓MRI 4D flow動画を用いて、発作性心房細動を有する健常者と心原性脳塞栓症において、左心房・左心耳内血流パターンを比較し、脳梗塞患者に特徴的な左心房内血流パターンを見出し、脳梗塞発症予測の精度を向上させることである。研究計画の改良・変更、倫理委員会への申請を行った。前向き単施設観察研究であるが侵襲があるため、また急性脳梗塞患者に同意書取得が必要であるため、実現可能性を考慮して適応患者の条件を再検討した。探索的研究として発作性心房細動の既往のある心原性脳梗塞患者(A群)10名と脳梗塞非発症の対照群(C群)5名とし、A群 vs. C群の計15名とした。またオフライン血流解析のシステム構築および臨床データベースの構築を行った。
3: やや遅れている
患者登録に関して遅れがあるが、解析を随時行うことで、研究を遂行することを考えている。
各群における各評価項目の検討のみならず、探索的に4D flowとしてどのような全体像の違いがあるか、描出可能であるかも随時検討を行う。
次年度に延長が承認され、消耗品購入を控えたため。
すべて 2021
すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件)
Heart Vessels.
巻: 36 ページ: 675-685
10.1007/s00380-020-01737-3.