抜去リード心筋検体は剖検検体よりも質が良く、一方当施設のFFPE検体は分解が高度でRNA-Seqは困難だった。2名のBrS症例(1:抜去リード、2:手術)と2名の非BrS症例(1:HCM抜去リード、1:市販右室RNA)のRNA-Seqを施行し、2症例の公共RNA-Seqデータと併せて解析した。クラスタリング解析では公共データと当施設のデータで分かれたため、RNA-Seq方法の影響が大きいと分かった。BrS群vs非BrS群で比較した発現変動解析では、ZFP57がBrS群で低下していた。ランク上位150の発現変動遺伝子を用いたエンリッチメント解析では、心血管発達関連の異常の関与が示唆された。
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