まず心房細動アブレーションを受ける患者少数例を対象として線維化との関連が示唆されている炎症性バイオマーカー測定を網羅的におこなった。各種バイオマーカー中から低電位領域(左房線維化)の程度に特異的なバイオマーカーの検出を行なった結果、IL-17A(正の相関)とIFN-γ(負の相関)がより特異的なバイオマーカー として検出でき、IL-17A/IFN-γ比が最も線維化を反映する数値として示唆された。その後は、バイオマーカーをTGF-βに固定化し経字的に数値化を行なった。全体的に時間的経過とともにTGF-βの増加を認めたが、心房細動再発症例では特にその進行が早かったことがわかった。
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