本研究は、タモキシフェン(TMX)依存的に肺上皮幹細胞においてTAZ/YAPを欠失するコンディショナルノックアウトマウスを作出、複数の肺疾患モデルにいて、肺上皮幹細胞におけるHippo pathwayの役割を明らかとすることを目的とした。 肺上皮特異的なTMX誘導型Creリコンビナーゼ発現マウスとTaz floxedマウス及びYap floxedマウスをそれぞれ交配し、肺上皮幹細胞特異的にTAZ/YAPを欠失するマウス系統系統を作出、これらに対し肺線維症及び肺気腫の疾患モデルを適用し解析を行ったが、それらの疾患モデルマウスにおいて、病態に有意な差を確認するには至らなかった。
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