• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

老化細胞由来エクソソームによる肺がん微小環境制御機構の解明

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K17649
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53030:呼吸器内科学関連
研究機関東京慈恵会医科大学

研究代表者

藤田 雄  東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (10737133)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードエクソソーム / 特発性肺線維症 / 肺がん / SASP
研究成果の概要

特発性肺線維症(IPF)は加齢が発症危険因子である老化関連肺疾患であり、高率に肺がんを合併する難治性疾患である。近年、100nm前後の細胞外小胞であるエクソソームは、新たな細胞間情報伝達物質として注目されており、老化細胞から分泌されるエクソソームはSASPとしての特徴を有して、IPFの病態、さらには合併するがんの微小環境制御や悪性化に深く関わっている可能性が考えられる。本研究は、老化細胞由来エクソソームの肺がんに対する役割を解明し、エクソソームに注目した病態評価及びこれら難治性肺疾患合併肺がんの治療戦略を明らかにした。

自由記述の分野

呼吸器内科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

IPFは、進行性の難治性疾患であり肺がんを効率に合併する。現状これらの病態の理解は不足しており、肺線維化とがん悪性化の関連性がエクソソームで解明されることで、新しい治療法に繋がることが期待される。IPFは、世界的に見ても死亡率の高い疾患であり、新規治療法が開発されれば、その社会的意義は十分大きいものと考えられる。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi