研究課題/領域番号 |
19K17657
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研究機関 | 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター) |
研究代表者 |
山本 佑樹 独立行政法人国立病院機構(京都医療センター臨床研究センター), 展開医療研究部, 研究員 (10812133)
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研究期間 (年度) |
2019-04-01 – 2022-03-31
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キーワード | 幹細胞 / 肺胞 / 肺癌 |
研究実績の概要 |
本年度は、昨年度に引き続き臨床検体のリクルートの継続を図ったが、新型コロナウイルス感染症パンデミックによる影響で困難となったため、既存検体を利用した解析を行うこととした。特に免疫染色の検討にて、マーカーによっては発現の確認が難しいものもあったため、これらの条件最適化を図ることとした。その結果、凍結肺サンプルを用いた蛍光免疫染色方法なども併用することで、確認が可能になるマーカーがあることも判明した。また、既に取得済の臨床サンプルにおける、患者背景・画像データ・病理組織学的所見の分析を開始した。また、iPS細胞由来肺オルガノイドのシングルセルRNA-seqデータの再解析も行って、新たに本研究の解析対象となり得るマーカー群候補を同定した。
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現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
新型コロナウイルス感染症パンデミックにより、研究活動や患者臨床検体のリクルートに大きな制限が生じたため。
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今後の研究の推進方策 |
臨床検体のリクルートを再開するとともに、既存サンプルの未解析検体における解析を推進する。また、網羅的解析を行うために、RNA-seqによる解析などを追加で行うことを検討する。
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次年度使用額が生じた理由 |
新型コロナウイルスパンデミックにより、研究活動に大きな影響が生じたため、予定していたオミックス解析や患者検体の解析を行うことが出来なかった。次年度は、これら実行できなかった研究項目を、出来るだけ再開して進める。
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