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2023 年度 実施状況報告書

抗体結合型リポソームを用いた新規腎疾患治療薬の開発

研究課題

研究課題/領域番号 19K17712
研究機関香川大学

研究代表者

大西 啓右  香川大学, 医学部附属病院, 病院助教 (60801397)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2025-03-31
キーワード糸球体腎炎 / DDS / HB-EGF抗体 / 腎臓 / ドラッグデリバリー
研究実績の概要

ヒトHB-EGFノックインマウスに抗GBM血清を投与し、抗GBM腎炎モデルの作成を行った。抗GBM血清を投与したが、半月体の形成を認めなかった。そのため他のモデルを検討し、BSAを連日投与することで半月体形成を起こすBSA腎炎モデルの作成を行った。BSA投与により、腎糸球体に半月体形成を確認した。BSA腎炎の腎臓に対して染色を行い、糸球体にHB-EGFの発現を認めた。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

当初予定していた抗GBM腎炎モデルで半月体形成を認めなかったため。またBSA腎炎モデルの作成するためにはpreimmunized後連日投与するなどモデル作成まである程度期間を要し、モデル作成の途中や染色を検討する前に死亡する個体がある、実際に半月体形成している個体の割合が多くないなど、安定した供給が難しくモデル動物を作るのに難渋している。

今後の研究の推進方策

半月体形成性腎炎モデルを確立するとともに、他の半月体形成性腎炎モデルであるSCG/Kjマウスなどを用い、HB-EGF抗体の投与により病変部位への特異的な集積に関する検討を行う。また半月体形成性腎炎モデル以外のHB-EGFが発現する糖尿病性腎症モデル等においても検討を行う。
ヒト腎生検サンプルを用いた各腎疾患のHB-EGF発現に関する評価も行う予定である。

次年度使用額が生じた理由

研究の進捗状況に応じて適宜必要な試薬を購入したが、当初の予定より少なく済んだため。今後も実験試薬の購入等に充てる予定

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公開日: 2024-12-25  

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