現在までの達成度 (区分) |
現在までの達成度 (区分)
3: やや遅れている
理由
LEWIS雄性ラット(n=16)より皮下脂肪を摘出し、間葉系幹細胞を抽出する。ADMSCsはフローサイトメトリーにより、表面マーカー(CD90陽性、CD29陽性、CD34陰性、CD45陰性)を確認し、また、脂肪細胞、骨芽細胞、軟骨細胞へ分化可能であることを確認した。 妊娠15日のLEWIS妊娠ラットより胎仔を摘出し、顕微鏡的に腎原器(膀胱付後腎:以下クロアカ)採取する。そのクロアカを先ほど雄性ラットの傍大動脈領域に1体につき1個移植する。ラットは3群に分け、移植時より1週間おきに計6回(移植時,移植後1,2,3,4,5週目)、ADMSCs群にはADMSCs 1×106個/PBS 1mLを、VEGF群にはVEGF 3μg/PBS1mLを、HGF群にはHGF 300μg/PBS 1mLを、コントロール群はPBS 1mLを尾静脈より投与。移植後3週目に左腎摘出及びクロアカ膀胱と左尿管吻合を施行(SWPU施行)。移植後6週間目(SWPU後3週間)で安楽殺し、新規腎臓の重量、腎組織(Masson、TUMEL)、遺伝子発現を評価した。部分的に差を認めたが、有意ではなかった。 N数を増やすべく研究を遂行予定でる。
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