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2020 年度 研究成果報告書

弾性線維性仮性黄色腫患者における重症度および予後因子の研究

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17802
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関長崎大学

研究代表者

岩永 聰  長崎大学, 医歯薬学総合研究科(医学系), 助教 (00621947)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワードPseudoxanthoma elasticum
研究成果の概要

日本人弾性線維性仮性黄色腫患者50名と、健常人20名の血液を用いて、石灰化の阻害作用をもつ4つのタンパク質の血液中の濃度を測定した。その結果、3つのタンパク質について患者血液中の濃度が低下していた。また、それら3つのタンパク質と、遺伝子変異および重症度について、統計学的に解析したが、関係性はみられなかった。本研究では、重症度を予測する因子を明らかにすることはできなかったが、この結果から、弾性線維性仮性黄色腫の重症度を決める原因が一つではなく、複数あるのではないかという可能性を見出した。

自由記述の分野

皮膚科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

弾性線維性仮性黄色腫患者において、血液中のタンパク質の濃度を測定した結果、複数のタンパクの血液中の濃度が低下していた。これらのタンパク質は石灰化を防ぐはたらきをしており、それらが低下したことで血管の石灰化をきたし、重症となってしまうのではないかと考えた。今後、これらのタンパク質がなぜ低下するのかを明らかにすることができれば、重症となる患者を予想でき、治療の開発に繋がる可能性がある。

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公開日: 2022-01-27  

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