研究成果の概要 |
琉球大学病院皮膚科でハンセン病と診断した63症例より、トランスクリプトームデータ抽出を試みた。うち7検体(ハンセン病多菌型4検体、少菌型3検体)から抽出できた。Mycobacterium lepraeのmapped read countは、多菌型群の4検体は平均2396.5、少菌型の3検体は平均8.7であった。この結果は、病型分類が正しいことを裏付けている。これら多菌型と少菌型について、遺伝子発現の群間比較解析を行った。その結果、2群間に発現に差異のあった遺伝子は約166個(p<0.01, 多菌型群に高く発現:117遺伝子, 少菌型群に高く発現: 49遺伝子)あり、候補遺伝子として抽出できた。
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