• 研究課題をさがす
  • 研究者をさがす
  • KAKENの使い方
  1. 課題ページに戻る

2020 年度 研究成果報告書

皮膚線維化におけるPMEPA1の発現と病態形成関与の検討

研究課題

  • PDF
研究課題/領域番号 19K17807
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分53050:皮膚科学関連
研究機関横浜市立大学

研究代表者

渡邊 友也  横浜市立大学, 医学部, 助教 (00733461)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード皮膚線維化 / 全身性強皮症 / 創傷治癒
研究成果の概要

ヒト皮膚線維芽細胞及び皮膚検体におけるPMEPA1のmRNA及び蛋白の発現を解析したところ、TGF-β刺激により経時的かつ有意な発現上昇を認めた。皮膚線維化の代表疾患である全身性強皮症患者由来の線維芽細胞と健常人ではmRNAの発現に差はなく、皮膚検体の免疫染色でも同様の結果であった。また、全身性強皮症患者由来の線維芽細胞のPMEPA1をノックダウンをしたところ、皮膚線維化関連遺伝子の発現に有意な変化は認めなかった。一方で、創傷治癒モデルマウスを用いた解析では、創傷部のPMEPA1の発現上昇を認めており、PMEPA1は創傷治癒過程の線維化病態に関与していることが示唆された。

自由記述の分野

皮膚線維化

研究成果の学術的意義や社会的意義

本研究は皮膚線維化におけるPMEPA1の病態関与について解析し、PMEPA1が創傷治癒過程における線維化に関連していることを示した。一方で、全身性強皮症のような線維化が完成された病態においては、PEMPA1の発現に変化がないことから、PMEPA1は創傷治癒などの初期の線維化病態に関与している可能性が示唆された。このTGF-βによって誘導されるPMEPA1の更なる機序を解析することで、皮膚における病的線維化の病態解明と治療に繋がると考えられた。

URL: 

公開日: 2022-01-27  

サービス概要 検索マニュアル よくある質問 お知らせ 利用規程 科研費による研究の帰属

Powered by NII kakenhi