小児期に発症する血小板減少症は、免疫原性の血小板減少症や造血器悪性腫瘍、骨髄不全症、先天性血小板減少症の鑑別が必須である。全エクソーム解析により血小板減少症及び汎血球減少症を呈する家系から同定された遺伝子A及びBに対して、deep-sequencing, RT-PCRやRNAシークエンスを行うことで、各遺伝子及びその下流における発現への影響が評価された。遺伝子Aのバリアントは体細胞モザイクであった。このバリアントは病原性が強く、変異含有細胞を得ることが困難であった。原因不明の先天性止血・凝固異常症42家系に対して全エクソーム解析を行い、計10家系7遺伝子に疾患関連バリアントを同定した。
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