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2019 年度 実施状況報告書

小児リウマチ性疾患における免疫担当細胞の動態解析と難治性予測バイオマーカーの確立

研究課題

研究課題/領域番号 19K17908
研究機関山口大学

研究代表者

脇口 宏之  山口大学, 大学院医学系研究科, 助教 (00716590)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード小児リウマチ / フローサイトメトリー
研究実績の概要

1. 研究の目的
①小児リウマチ性疾患の病態を解明すること:小児リウマチ性疾患患者の治療前後および寛解増悪時における末梢血および関節液のT細胞、B細胞、単球、NK細胞、樹状細胞数を網羅的に測定し、その動態を解析する。②小児リウマチ性疾患の難治性を予測するバイオマーカーを確立すること:小児リウマチ性疾患患者において、治療後に治療反応性から治療反応群と治療不応群とに分け、治療前に測定した各種免疫担当細胞数を2群間で統計学的に比較検討する。③既報の成人リウマチ性疾患との病態の違いについて評価すること。
*目的については当初から変更なし。
2. 研究実施計画
①患者検体を収集しフローサイトメトリーにより免疫担当細胞数を測定する:対象は未治療の若年性特発性関節炎、全身性エリテマトーデス、皮膚筋炎、シェーグレン症候群および川崎病患児とする。患者の検体を安定して収集するために、山口大学医学部附属病院だけではなく国内の小児リウマチ専門医が在籍する小児科に協力を依頼し、継続的な検体収集システムを確立させる。検体は末梢血および関節液 (貯留時のみ)をグルココルチコイド 、免疫抑制薬、生物学的製剤、免疫グロブリンによる(1)治療前、(2)治療後、(3)寛解時の3ポイント、再燃時にも同様の3ポイントで採取する。免疫担当細胞数の測定は8カラーフローサイトメトリーを用いる。免疫担当細胞のマーカーはCD3, CD4, CD8, CD11c, CD14, CD16, CD19, CD20, CD25, CD27, CD38, CD45RA, CD45RO, CD56, CD69, CD123, CD127, CCR4, CCR6, CCR7, CXCR3, CXCR5, ICOS, IgD, HLA-DRを用いる。
*実施計画については検体収集システムおよび免疫担当細胞数の測定系を概ね確立した。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

使用機器の変更に伴い、測定系の確立に時間を要しているため。

今後の研究の推進方策

測定系の精度上昇に向けて、研究方法のさらなる調整を行う。
測定系の確立後、速やかに検体収集、免疫担当細胞数の測定および解析を行う。

  • 研究成果

    (3件)

すべて 2020 2019

すべて 雑誌論文 (1件) (うち査読あり 1件、 オープンアクセス 1件) 学会発表 (2件) (うち招待講演 2件)

  • [雑誌論文] Multispecialty approach for improving outcomes in juvenile dermatomyositis2019

    • 著者名/発表者名
      Wakiguchi Hiroyuki
    • 雑誌名

      Journal of Multidisciplinary Healthcare

      巻: Volume 12 ページ: 387~394

    • DOI

      10.2147/JMDH.S171095

    • 査読あり / オープンアクセス
  • [学会発表] 小児リウマチ性疾患における免疫担当細胞の網羅的解析に向けて2020

    • 著者名/発表者名
      脇口 宏之
    • 学会等名
      第24回リウマチフォーラム
    • 招待講演
  • [学会発表] 小児リウマチ性疾患における免疫担当細胞の網羅的解析に向けて2019

    • 著者名/発表者名
      脇口 宏之
    • 学会等名
      第6回JCRベーシックリサーチカンファレンス
    • 招待講演

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公開日: 2021-01-27  

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