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2020 年度 研究成果報告書

肝インスリンシグナルが脳レプチン作用に影響を与える新規臓器連関の解明

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17951
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関東北大学

研究代表者

高橋 圭  東北大学, 医学系研究科, 助教 (00644808)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2021-03-31
キーワード肝臓 / インスリン作用 / エネルギー摂取 / エネルギー消費 / 熱産生
研究成果の概要

まず興味深いことに、肝インスリン受容体を欠損させることにともない、体重の増加が認められた。その機序として、摂食量の増加、および、酸素消費量、すなわち個体レベルのエネルギー消費の低下が認められた。詳細な解析を行うと、褐色脂肪組織において熱産生が低下していることが示唆され、個体レベルのエネルギー消費低下の要因になっているものと考えられた。さらに、褐色脂肪組織を支配する交感神経活性の低下、およびその交感神経のプレモーターニューロンである延髄吻側縫線核の活動低下が明らかになった。

自由記述の分野

糖尿病

研究成果の学術的意義や社会的意義

糖尿病は肥満の合併が多いが、根治療法が存在せず、特に食行動変容を伴う場合は、コントロールが非常に困難である。本研究で発見した新規の肝臓-脳-褐色脂肪組織連関は、糖尿病や肥満の病態の理解を深め、食欲や食行動異常の制御を可能とする新たな治療法の創出に発展する可能性があり、創薬の観点でも創造的である。

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公開日: 2022-01-27  

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