先端巨大症において、経口ブドウ糖、甲状腺ホルモン放出ホルモン、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(LHRH)の3つの負荷試験による成長ホルモンの奇異反応を認める患者と認めない患者において、ソマトスタチンリガンド(SRL)、ドパミンアゴニスト(DA)の有効性に違いがあるかどうかを検討した。その結果、LHRH負荷試験のGH奇異反応がSRL有効性と関連していた。また、プロラクチンを同時産生する先端巨大症のうち、Mammosomatotroph tumorを原因とする先端巨大症はMixed somatotroph-mammotroph tumorを原因とするものに比べ、DAに対する反応性が良好であった。
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