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2022 年度 研究成果報告書

ランレオチド治療効果予測による先端巨大症の個別化医療の確立

研究課題

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研究課題/領域番号 19K17983
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分54040:代謝および内分泌学関連
研究機関大阪大学

研究代表者

向井 康祐  大阪大学, 大学院医学系研究科, 助教 (20815352)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2023-03-31
キーワード先端巨大症 / ソマトスタチン受容体リガンド / 成長ホルモン / LHRH
研究成果の概要

先端巨大症において、経口ブドウ糖、甲状腺ホルモン放出ホルモン、性腺刺激ホルモン放出ホルモン(LHRH)の3つの負荷試験による成長ホルモンの奇異反応を認める患者と認めない患者において、ソマトスタチンリガンド(SRL)、ドパミンアゴニスト(DA)の有効性に違いがあるかどうかを検討した。その結果、LHRH負荷試験のGH奇異反応がSRL有効性と関連していた。また、プロラクチンを同時産生する先端巨大症のうち、Mammosomatotroph tumorを原因とする先端巨大症はMixed somatotroph-mammotroph tumorを原因とするものに比べ、DAに対する反応性が良好であった。

自由記述の分野

内分泌・代謝

研究成果の学術的意義や社会的意義

先端巨大症の薬物治療の第一選択であるソマトスタチン受容体リガンドの有効性が高くないことから、その有効性の予測が求められている。予測法として病理組織学的方法がこれまでに報告されているが、病理組織が存在しない非手術例ではこれらを使用することはできない。今回、薬剤を投与する負荷試験に対する成長ホルモンの反応によりソマトスタチン受容体リガンド有効性を予測できないか、検討したところ、LHRH負荷試験により予測できる可能性があることが判明した。有効性を予測することにより先端巨大症の個別化医療に貢献できる可能性がある。

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公開日: 2024-01-30  

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