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2020 年度 実施状況報告書

視床下部室傍核CRFニューロンによる交感神経活性化:脳脊髄神経路の同定と機能解析

研究課題

研究課題/領域番号 19K17998
研究機関弘前大学

研究代表者

村澤 真吾  弘前大学, 医学研究科, 助教 (70829390)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワード視床下部 / CRFニューロン / 交感神経
研究実績の概要

本年度は所属施設の動物実験施設における大規模改修(騒音を伴う)が行われており、ストレス応答系が関与する本実験においては環境として適切ではないと判断し実験を行わなかった。また、改修中であるため動物実験施設でのウイルス注入実験も施設設備の関係上不可であった。そのため本年度は前年度実施した実験データの整理や、異動先での倫理委員会などを含めた動物実験申請、所属施設移異動に伴う実験体制の確立にeffortを割いた。CRF-iCreマウスの飼育は引き続き行った。マウス脳への光ファイバー植込み・脳切片の免疫染色/in situ hybridization・共焦点顕微鏡の使用などの体制を整えていった。次年度は動物実験施設の改修が終わり次第、CRFニューロン特異的iCre発現マウスへのウイルスベクター注入実験、光ファイバーによる脳刺激実験など予定していた実験を進めていく。
視床下部CRFニューロンの機能解析として関連実験のため脳のRI in situ hybridizationを、前所属施設である東北大学にて行った。
またCRF受容体1型・2型特異的cre発現マウスとGFPレポーターマウスを交配させることによりCRF受容体1型・2型特異的GFP発現マウスを作成する予定であるが、現在のところ所属施設の飼育施設への移動はできておらず、こちらも動物実験施設の改修が終わり次第遺伝子改変マウスの所属施設納入を行う。現在は前所属施設にて交配を行い実験に継続して使用できるよう個体数を増やしているが、予定通り繁殖が進まないため時間を要している。上記マウスを用いて脳切片を作成、免疫染色を行うことでCRF受容体の脳内分布を明らかにしていく。

現在までの達成度 (区分)
現在までの達成度 (区分)

4: 遅れている

理由

研究代表者の異動に伴い実験体制の確立を要した。また、異動先の動物実験施設が改修中であったため、予定通りの実験を行うことができなかった。

今後の研究の推進方策

動物実験施設改修が終了次第、順次計画していた実験を行っていく。

次年度使用額が生じた理由

本年度は動物実験舎改修中であり実際の実験が予定通り進めることができなかったため、次年度実験可能な状況になってから費用を使っていく予定である。

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公開日: 2021-12-27  

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