腎除神経群ではdb/dbマウスに比して経腹腔的ブドウ糖負荷(ipGTT)での耐糖能を改善した。免疫組織学的検討では、SGLT2阻害薬の 投与で10週後の腎TUNEL染色陽性細胞数の減少を認め、細胞レベルではアドレナリンのSGLT2機能亢進の関与が示唆された。Imegliminの全身投与は、GKラットの耐糖能を改善し、インスリン第1相を増強していた。単離膵β細胞の検討ではミトコンドリアNAD+代謝を活性化し、TRPM2機能を活性化し、膜電位を脱分極させていることが明らかとなった。TRPM2ノックアウトマウスではImegliminの上記効果は減弱していた。
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