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2021 年度 研究成果報告書

細胞膜形態制御機構を標的とした新規HER2陽性乳癌治療薬の導出

研究課題

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研究課題/領域番号 19K18029
研究種目

若手研究

配分区分基金
審査区分 小区分55010:外科学一般および小児外科学関連
研究機関愛媛大学

研究代表者

村上 朱里  愛媛大学, 医学部附属病院, 助教(病院教員) (60722593)

研究期間 (年度) 2019-04-01 – 2022-03-31
キーワードHER2陽性乳癌 / 細胞膜 / Rac1 / アルファスクリーン / タンパク質間相互作用
研究成果の概要

EGF受容体family分子であるHER2を高発現するHER2陽性乳癌は乳癌の約15%を占める悪性度の高い乳癌である。本研究では申請者の研究チームが独自に見出したHER2陽性乳癌細胞の細胞増殖を正に制御するCUL3/KCTD10/RhoBユビキチンリガーゼ複合体に注目し、その細胞増殖制御機構の解明と、当該分子基盤に対する制御剤の探索を行った。その結果、HER2陽性乳癌細胞の細胞膜形態変化と細胞増殖に必須なRhoB結合タンパク質の同定に成功した。更に、アルファスクリーンを用いて、CUL3とKCTD10の結合を阻害する化合物を複数同定することに成功した。

自由記述の分野

腫瘍生物学、乳腺外科学

研究成果の学術的意義や社会的意義

現行のHER2陽性乳癌に対する治療薬は、薬剤耐性の問題から、投与期間は限定的である。本研究ではHER2以外の分子基盤を創薬標的としているので、本研究を通して導出されたシーズ化合物は、抗HER2療法と併用して使用可能な新たなHER2陽性乳癌治療薬として、今後の開発が期待される。

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公開日: 2023-01-30  

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